包茎について
亀頭の一部または全体が包皮で覆われている状態を「包茎」といいます。 包茎はその状態によって3つのタイプに分けられます。
仮性包茎
通常は包茎状態でも、手で包皮をむけば亀頭の一部または全体を露出させることが可能な状態です。
真性包茎
通常時でも勃起時でも包皮をむけず、亀頭を露出させることが出来ない状態です。衛生面や性交渉の問題が生じることがあり、陰茎がんの原因になるケースもあります。無理にむこうとすると嵌頓包茎になるため、気になる方はまずは泌尿器科に相談しましょう。
嵌頓包茎
包皮をむくことはできても、むいた包皮が陰茎を締め付け、元に戻らなくなる状態です。締め付けられることで血流が悪くなり、痛みや腫れ、壊死が生じます。早急な手術が必要となるため、なるべく早く医療機関を受診してください。
包茎手術について
包茎は排尿障害を起こしたり、感染を起こしたり、性行為に支障が及んだりするケースがあります。実際に問題がある場合や、将来的に問題になる可能性が高い場合は包茎手術をおすすめします。
また包皮をむいて戻せなくなってしまった嵌頓(かんとん)包茎になった場合には、救急受診が必要です。放置すると陰茎が壊死してしまう可能性がありますので、速やかに受診してください。
包茎手術が必要とされる方
嵌頓包茎
包皮を無理に下げて戻せなくなった状態です。手で包皮を戻せなくなった場合は、陰茎の壊死につながる可能性がありますので、早急に受診してください。なお、下げた包皮で締め付けられても、手で元に戻せる場合には嵌頓包茎ではありません。
真性包茎
勃起していない状態で包皮をむくことができないタイプです。排尿障害、男性不妊、陰茎がんのリスクがあります。包皮が狭くても亀頭を露出できれば真性包茎ではなく、仮性包茎です。また勃起していない際にはむくことができ、勃起すると痛くてむけないケースも仮性包茎に含まれます。
亀頭包皮炎を繰り返す
包茎によって亀頭包皮炎を繰り返し発症することがあります。何度も続くと包皮と亀頭が癒着してはがせなくなる可能性がありますので、早めにご相談ください。
勃起すると陰茎が包皮で締め付けられる
締め付けによって痛みが生じると、性交渉に支障が及びます。