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間質性膀胱炎の新たな治療

間質性膀胱炎は

膀胱の間質(粘膜下層)という部分に慢性的な炎症が起こり

進行すると膀胱が小さく硬くなってしまう病気です(下図参照)

 

代表的な症状は膀胱に尿が溜まった時に起こる膀胱の痛みで

尿が膀胱にしみこんで痛みが生じると考えられています

その他の症状としては残尿感, 排尿困難, 排尿時痛があります

 

間質性膀胱炎と紛らわしい病気として

細菌性膀胱炎, 過活動膀胱, 神経性頻尿, 慢性前立腺炎, 膀胱や尿管の結石, 膀胱癌があります

 

治療として現在保険で認められている治療は

以前は膀胱水圧拡張術のみでした

この治療は, 基本的に入院が必要な手術です

 

昨年新たに, 間質性膀胱炎治療薬の膀胱内注入療法が保険治療として認められました

こちらは外来で行う治療となっています

 

当院では今月から間質性膀胱炎に対する膀胱内注入療法を開始しました

もし困っている方がおられましたらお気軽にお問合せください

よろしくお願いいたします

 

都筑はやし泌尿器科クリニック

林圭一郎

 

 

aria.nikkei.comより

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