以前のブログで男性更年期障害について書かせていただきました
当院では男性更年期障害の患者さんに対して
主に保険で認可されているテストステロンの補充療法(注射)を行っております
今回は生活の中でテストステロンを増やす方法についていくつか書かせていただきます
①コレステロールを摂ること
テストステロンはコレステロールから合成されています
コレステロールは体に悪いと思い込み, たんぱく質や脂質を控えすぎるのは問題です
肉, 魚, 卵, 乳製品などはしっかりと摂りましょう
特に肉に含まれるアミノ酸の一種であるカルニチンには, テストステロンの分泌を増やす効果があります
②適度な運動すること
腕立て伏せやスクワットなどの筋肉トレーニングや, 階段を上り下りしたり早歩きをしたりするのは
おすすめです
このような運動を毎日10分程度でも継続することで、テストステロンの増加につながります
しかし, 「やりすぎ」は逆効果につながります
週に1回のハードな運動をするよりも, 毎日続ける方がテストステロンを上げるには適しています
③良い睡眠を確保すること
テストステロンが作られるのは夜中の1~3時の間です
その時間帯を含めて, 6時間以上睡眠をとることがテストステロンが作られるうえで重要です
寝る前にスマホをいじることは睡眠の質が低下すると言われています
液晶画面が発するブルーライトの刺激が, 体内時計に作用して安眠を促すホルモンの分泌を
抑制してしまいます
男性更年期障害に対して, 少しでもお手伝いができたらと考えています
お気軽にご相談ください
都筑はやし泌尿器科クリニック
林圭一郎