毎週木曜日に診療を担当させていただいている昭和大学横浜市北部病院では
ダ・ヴィンチを用いた前立腺癌に対するロボット支援手術が行われています
昨年1月の導入以来, 多くの患者さんがこの治療を受けています
この手術のメリットは従来の開腹手術に比べて
傷が小さくなり, 出血量が圧倒的に減っています
出血量が減ると, 患者さんへの負担は少なくなります
さらに短い入院期間, より早い社会復帰が可能です
さらに, 手術する側は膀胱と尿道の吻合(ふんごう)も高精度にできるようになりました
また, 従来の手術では届きにくかったところまでロボットのアームが届き,
実際の手では困難な動きも可能となります
このおかげで, これまで取りにくかったがん病変まできれいに取り除くことができるため
「再発を減らす」「合併症を減らす」ことが期待されています
都筑はやし泌尿器科クリニック
林圭一郎