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お子さんの包茎 ~その2~

お子さんの包茎に関して

 

前回のブログで, 皮が剥けないだけでは治療の対象にならないことをお話させていただきました.

その中で治療を有するような状態は以下の通りです

 

  • 亀頭包皮炎 : 包皮口から膿(うみ)が出て, 陰茎が赤くなり, 痛みを訴えます

これは包皮先端の炎症で亀頭包皮炎と呼ばれます. 短期間の塗り薬や内服薬で多くが改善します

 

  • 排尿時の包皮のふくらみ(バルーニング)

包皮口が狭いと排尿時に尿が亀頭と包皮の間に溜まって、排尿時におちんちんの先端が風船状

にふくらむことがあります. このような場合には手術が必要となることがあります

 

  • 嵌頓包茎 : 翻転した包皮が戻らなくなり, むくんでしまい血行障害を起こしてしまいます

このような場合には速やかに戻す処置が必要となります

 

以上の3つの状態である時は医療機関への受診を勧めます

 

お子さんのおちんちんの問題は、特に母親にとっては未知の領域です

不明なことがある時はお気軽に受診ください

よろしくお願いします

 

都筑はやし泌尿器科クリニック

林圭一郎

 

 

 

 

 

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