多くの男の子は, おちんちんの先端まで皮膚をかぶっている, 「包茎」という状態です
そのため, おちんちんの先端部分である亀頭と、亀頭を覆う皮膚の間のスペースに垢がたまり
そこに細菌が繁殖して炎症が起こることがあり, これを亀頭包皮炎といいます。
小さい子では包茎自体を気にする必要はありません
治療としては, 抗菌薬入りの軟膏を塗ります
炎症がひどい時や膿が出るような時は, 抗生物質の内服治療が必要になる事があります
予防としては, 汚れた手でおちんちんを触らないように教えてあげること, 外から帰れば
まずは手を洗い、それから排尿することが重要です.
特にこの時期はプールや海に行かれるお子さんも多いと思います。
遊んだ後は, シャワーで身体についた雑菌を流すことも重要です
よろしくお願いいたします
都筑はやし泌尿器科クリニック
林圭一郎